タクシードライバーは営業エリアが決まっている

もくじ

タクシードライバーの仕事を始めると、「お客様がいそうな場所や、お客様を乗せて行った先で、自由に営業ができれば良いな」と思うことがあります。

確かに、どこでも自由に営業ができれば理想的です。しかし、タクシードライバーは、地域ごとに営業できるエリアが法律で決められており、ルールに違反すると厳しい罰則規定があります。

また、タクシーの仕事は「どのエリアで営業するか」で稼ぎが大きく変わってきます。
例えば、東京都は5つの営業エリアに分かれています。その中で「東京特別区」といわれるエリアがタクシーを利用するお客様が多いため、最も稼げるエリアになります。

ドライバーへ転職する際に、あなたがどのエリアで営業するかが重要になってきます。
まずは、タクシーの営業エリアとルールについて具体的に解説します。

東京都の営業エリアは5つに分かれている

東京都では、タクシードライバーの営業エリアが5つに分かれています。
例えば、自分が勤務するタクシー会社(営業所)が東京特別区(武三交通圏)にある場合は、そのエリアを拠点にして営業します。

東京都のタクシー営業エリア

東京特別区(武三交通圏) 23区・武蔵野市・三鷹市
北多摩交通圏 立川市・府中市・国立市・調布市・狛江市・小金井市・国分寺市・小平市・西東京市・昭島市・東大和市・武蔵村山市・東村山市・清瀬市・東久留米市
南多摩交通圏 八王子市・日野市・多摩市・稲城市・町田市
西多摩交通圏 青梅市・福生市・あきる野市・羽村市・瑞穂町・日の出町・奥多摩町・檜原村
島地区 伊豆諸島、小笠原諸島

タクシー営業エリア、ルールは5つのパターン

タクシードライバーは営業エリアが決まっているだけでなく、ルールを守る必要があります。

タクシーの営業エリアに関する法律では、「お客様を乗せた場所と降ろした場所が、営業エリア外であってはいけない」と定められています。特例で認められたパターンもありますが、基本的にはこの規則に従う必要があります。

下記は、「営業できるパターン」と「営業できないパターン」を図にしたものです。

上記の図ように、Aはエリア内営業でOK。B~Cもお客様を乗せた場所もしくは降ろした場所が営業エリア内なのでOKです。

Dの「エリア外~エリア外」やEの「エリア内をまたいでお客様をエリア外で降ろした場合」も違反になります。

東京特別区(武三交通圏)の営業パターン例

  お客様を乗せた場所  経由 お客様を降ろした場所 判定 
A 営業エリア内
新宿区
営業エリア内
三鷹市
B 営業エリア内
渋⾕区
営業エリア外
千葉県市川市
C 営業エリア外
千葉県市川市
営業エリア内
品川区
D 営業エリア外
千葉県習志野市
営業エリア外
千葉県船橋市
×
E 営業エリア外
千葉県浦安市
営業エリア内
品川区
営業エリア外
神奈川県川崎市
×

このように、5つのパターンで営業ルールが決まっています。

エリア外で営業すると厳しい罰則がある

エリア外での営業は、法律に基づいて厳しい罰則規定があります。違反した場合は、ドライバーは「乗務停止処分」になるだけでなく、「タクシー車両の営業停止」といった厳しい処分になります。

そのためエリア外でお客様を降ろしたときは、タクシーの表示を「回送」にしてお客様を乗せられない状態にします。そして自分の営業エリアに戻ったら「空車」に表示を切り替えることが、基本の防止策です。

また、営業エリア外で、お客様を降ろしたと同時に「乗せてもらってもいいですか?」とお客様が乗車依頼をされることがあります。

このような場合はお客様に行き先を聞いてから、自分の営業エリアまでなら乗せることができます。それ以外は、営業エリア外であることを伝えて乗車をお断りします。

事情を知らないお客様は「乗車を拒否された」と思われる場合があるので、トラブルにならないよう、「すいません。この場所での営業はできない規則なので」と丁寧に対応をする必要があります。

営業エリア外で黙ってコソコソ営業してもバレる理由

実は、多くのタクシーには、GPSが取り付けられています。そのため、黙ってコソコソ営業してもバレてしまいます。

GPSが取り付けられることにより「現在地」「どのルートを走ったか」「空車」「実車(お客様が乗車しているとき)」などの情報が会社の端末からリアルタイムで分かり、管理されるようになっています。

さらに現在は、GPSがより高性能になりました。これまで手書きで記入していた乗務日報が自動で記載されるようになり、より詳細なデータが残るようになりました。

乗務日報とは、お客様を乗せるたびに「乗せた時刻」「降ろした時刻」「乗せた場所」「降ろした場所」「乗せた人数」「料金」を記入するものです。

ドライバーが信号待ちで、何か紙に書いている姿を見たことありませんか?このときおそらく、ドライバーは乗務日報を記入しているところです。

管理人が勤務していた会社は、手書きの乗務日報でした。上記の内容を記入するだけですが、忙しいときは書き忘れることがあり、特に夜は、老眼の管理人にとってはとても面倒な作業でした。それが自動で記載される訳ですから、運転に集中できます。

話が少しそれましたが、自動日報は多くの会社が導入しています。ルールを守ってエリア外の営業にならないように、注意してお客様を乗せることが大切です。

まとめ

タクシーには営業エリアがあり、ルールがあることを解説しました。エリア外営業で違反をすると、乗務停止の期間は収入がなくなります。また、会社にも迷惑をかけることになります。エリア外に行ったときは表示を「回送」にして、自分のエリアまで戻ってから営業を再開するのが無難です。

また、未経験者の場合、「エリア外での営業は違反行為」と言われても、地理が分からない状態では判断に困ることがあります。こうならないために境界付近をナビで確認し、「営業エリアにはルールがある」ということをしっかり認識しておいてください。


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