タクシードライバーに必要な普通二種免許取得までの流れ

もくじ

「タクシードライバーになるには、どんな免許が必要なの?」
「その免許を取得する方法は?」
「免許を取得するために、どれくらいの費用と期間がかかるの?」

タクシードライバーに転職を考えたとき、こうした疑問があると思います。
そこでこのページでは、タクシードライバーになるために必要な「普通第二種運転免許」の概要から取得方法までを紹介します。

普通二種免許とは?

普通二種免許とは、正式名称は普通自動車第二種免許と言います。車にお客様を乗せる場合に必要な免許で、タクシードライバーには必須です。

普通二種免許は簡単に言えば、「タクシーやハイヤーでお客様を目的地まで送迎する対価として、お金を受け取ることができるプロドライバーの免許」です。

そのため第一種運転免許よりも、高い運転技術と知識が要求されます。ちなみに「運転代行業」や「介護輸送」においても二種免許が必要です。

また、一種免許にAT(オートマ車)限定の免許があるように、二種免許もAT限定の免許があります。ほとんどのタクシー会社はAT限定の二種免許でも仕事をすることができます。

普通二種免許の取得条件

普通二種免許の取得条件は、以下の通りです。

年齢:満21歳以上
大型・中型・準中型・普通・大型特殊免許を持っていて、かつ取得から3年以上経過していること(免許停止されていた期間は除く)。

二種免許の取得方法は「教習所に通う方法」と「自分で勉強して試験を受ける方法」の2種類

二種免許の取得方法は、以下の2通りになります。

  1. 自動車教習所に通い、その後に試験を受ける方法
  2. 運転試験場の試験のみで免許を取得する方法

どちらかの方法で、「技能試験」と「学科試験」の両方に合格する必要があります。

平成14年6月に「道路交通法」という法律が改正され、公安委員会が指定する自動車教習所で技能試験を受けられるようになりました。そのため現在は自動車教習所で技能試験まで終え、学科試験を運転試験場で受ける場合がほとんどです。

教習所で二種免許を取得するまでの期間は、おおよそ10日前後です。また、免許証が交付されるまでに14日前後かかります。費用は20万円~25万円です。また、多くのタクシー会社は二種免許の取得費用を、会社が負担してくれます。

教習所で取得のメリットは、「技能試験(卒業検定)までを教習所で行うことができ、ほぼ確実に二種免許を取得することができる」という点です。ただし「学科試験」は技能試験に合格した後、運転試験場で受ける必要があります。

教習所で取得するデメリットは、「二種免許を取得するための教習所が少ない点」と「費用が前途のように20万円~25万円かかり、免許証交付まで14日前後と時間がかかる点」です。

「運転試験場で直接技能試験・学科試験を受ける場合」のメリットは、「費用がおよそ4万円で済み、短期間で取得できること」です。

しかし、運転試験場の技能試験は難易度が高く、合格率は10%以下となっています。また、学科・技能試験を合わせた受験回数は平均10回となっています。さらに技能試験に合格した後に、「取得時講習」という講習を教習所で受講する必要があります。この講習を受ける場合、混みあっているときには1ヶ月以上待つ場合があります。

ここまで、「教習所に通う方法」と「自分で勉強して、運転試験場で試験を受ける」という2つの方法を解説しました。

教習を受けずに技能試験に挑む場合、免許証交付までどれくらいの期間が必要になるか読めません。そのため費用はかかりますが、確実に免許を取得できる教習所がおすすめです。

試験は「適性検査」「技能試験」「学科試験」の3種類

二種免許を取得するには、「適性検査」「技能試験」「学科試験」という3つの試験に受かる必要があります。
以下では、これらの概要を解説します。

適性検査の概要

視力 片眼で0.5以上、両眼で0.8以上(眼鏡、コンタクトレンズは使用可)
深視力 深視力は三桿(さんかん)法の検査機により2.5メートルの距離で3回検査し、その平均誤差が2センチメートル以下
※深視力とは、両眼視機能のことで、ふたつの目で見る力「遠近感」や「立体感」を捉える目の能力をいいます。
※三桿(さんかん)法とは、専用の装置(奥行知覚検査機)を覗き正面に3本並んだ棒の内、真ん中の棒だけが前後に移動します。3本の棒が平行に並んだ時に装置のボタンを押すというものです。
色彩識別能力 赤・青・黄色の三色が識別できること
聴力 日常の会話を聞き取れること
10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること(補聴器使用可)
運動能力 普通自動車等の安全な運転に必要な認知またはハンドルその他の装置を随意に操作できること

深視力検査

学科試験の概要

学科試験は、マークシート方式で文章問題が90問出題されます。点数は1問1点で採点されます。また、「イラスト問題」が5問出題され、1問2点です。

学科試験は「100点満点中、90点以上」で合格となります。二種免許の学科試験は、ほとんどが一種免許と同じ問題です。ただ、10問ほどは二種免許に関する問題として、「旅客自動車に関する法令の知識」などが出題されます。

私が久しぶりに問題集に取り込んでみましたが結果は75点で不合格でした…。あいまいな表現のいわゆる「ひっかけ問題」と、数字の問題で迷いました。

たとえば、「幅が1.5メートルの、白線1本の路側帯のある道路では、車を路側帯の中に入れて、車の左側に0.75メートルの余地を残して駐車や停車をすることができる」という問題があります。

この問題の正解はです。

二種免許に関する問題では、このような問題も出題されます。

路線バスは、夜間、道路を通行するときは、室内灯をつけなければならない

この問題の正解はです。二種免許の学科試験は、大型二種の問題も出題されます。

いかがでしょうか?

学科試験に合格するポイントは、「要点をしっかり押さえて一語一句見逃さないこと」です。私はこれに加えて、問題集を徹底的に読み込みました。この方法で私は、学科試験を1回で合格できました。

二種免許の学科試験は、一種免許より難易度は上がります。ただ、しっかり問題に取り込めばけっして難しくないため、頑張りましょう!!

技能試験の概要

技能試験は、「教習所内のコースと路上コース」または、「運転試験場内のコースと路上コース」で行います。「教習所内」または「運転試験場内」と路上の合計で100点満点中、80点以上で合格です。

ちなみに、一種免許の合格点は70点です。二種免許を取得してタクシードライバーになると、お客様の命を預かることになります。そのため技能試験の難易度は、高くなっています。

技能試験では、「教習所内」または「運転試験場内」で「縦列駐車」や「方向転換」が課題として課されます。また、二種免許の技能試験では、これ以外に「鋭角コース」も加わります。

                                                                                出典:https://gazoo.com/article/daily/170410.html

鋭角コースとは、「V字型のコース」を指します。技能試験の課題では鋭角コースを切り返し、1回で通過しなければいけません。3回まで切り返しが可能ですが、切り返しは減点対象となります。なお縁石に接触すると「即、不合格」です…。

路上試験では、「運転の基本操作」と「お客様の乗車および降車を想定した、4つの課題」があります。また、路上試験は一般道路のため、ほかの車両の通行を妨げてしまう場合は減点対象になります。

技能試験の対策は、「基本に忠実になること」と、「メリハリのある運転」です。長年運転していると運転に「癖」があります。

たとえば、車線変更をするときに、車線変更する寸前でウインカーを出していませんか?

私も、ついついやってしまいます…。

私は前職で職業ドライバーだったため、運転には多少の自信がありました。しかしその「癖」を改善する必要があり、技能講習の教官から徹底的に指導されました。

そのため、運転試験場の技能試験には、「2回で」で合格することができました。ちなみに、1回目の技能試験では、試験場内のどこで減点対象になったかは分かりませんが、試験の途中で中止になりました。いわゆる「お帰り」でした。

このように、二種免許の技能試験は難しいです。しかし自分の「癖」に早い段階で気づき、改善することが技能試験に合格への近道です。

まとめ

ここでは、二種免許の概要や取得方法について解説しました。
二種免許は、「お客様の生命を預かる」という観点から、一種免許よりワンランク上の免許といえます。
また、「自分で勉強して試験を受ける」という選択肢もありますが、確実さを考慮すると、教習所を利用するほうがおすすめです。


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