タクシーの仕事はお客さんを安全に目的地まで送ることですが、その過程で失敗したことや困ったことが時々あります。
そこでこのページでは、これからタクシー運転手へ転職を考えている方のために、タクシー運転手が実際に困ったあるあるを経験を交えて解説していきます。
料金メーターを入れ忘れてしまう
タクシー運転手をしていると一度や二度はやってしまうのが料金メーターの入れ忘れです。
目的地に着いてから気づいたケース
とある駅から2千円位の距離で目的地に着いてからメーターの入れ忘れに気づいたケースです。
このときは、お客さんに事情を話して初乗り分だけ頂こうとしましたが、「いつも2千円くらいだからコレで」と料金を頂くことができたので、2千円分メーターを回して事なきを得ました。
長距離の途中で気づいたケース
やはり駅の乗り場から仕事帰りの若い女性のお客さんを乗せたときのケースです。
目的地まで通常15000円くらいの長距離の仕事でした。
あまり行ったことがない所だったので、念のためナビをセットし、道中お客さんとの話が盛り上がったこともあり、入れ忘れに気づいたのは5千円くらい走った所でした。
このケースは、途中で気づいてメーターを入れることができて良かったのですが、目的地に着いてからでは、泣くに泣けないですね。
お客さんとの会話に困ってしまう
基本的にお客さんに話しかけるのは必要最低限のことだけです。
なぜなら、話したくないお客さんもいるからです。
とはいえ、中には乗車するなり「運転手さん、いま野球どっち勝ってる?」と唐突に聞かれることがあります。
この場合、お客さんがどのチームを応援しているのがわからないので、確かめてからの方が無難です。
また、接客では「野球・政治・宗教」の話題はタブーとされています。
もし、これらの話題を振られたら、基本お客さんに話を合わせた方がいいですね。
思わぬトラブルに発展しないとは限らないので。
酔っ払ったお客さんを無理矢理任される
タクシーの仕事をするうえで、酔っぱらったお客さんを乗せるのは日常茶飯事です。
たとえば、繁華街などでタクシーを走らせていると飲み屋の店員に呼び止められ、泥酔状態のお客さんを連れてきて「運転手さん、お願いしますね」と半強制的に任されることがあります。
このようなとき、「ちゃんと料金を払ってもらえるのか」、「吐かれはしないか」などが頭をよぎります。
実際、泥酔して歩く事ができない、正確な受け答えができない場合などは乗車を拒否することができるので状況に応じて対応するしかないですね。
とりあえず真っ直ぐ行って
こんなお客さんもタクシーあるあるです。
「とりあえず真っ直ぐ行って」と言われるケース。
このようなときは、改めて行き先をお客さんに聞くのですが、「いいから、とりあえず真っ直ぐ行って」と言われてしまうので、「曲がるところがありましたら早めにお伝えください」と言うしかないです。
特に片側2車線道路や交通量が多い道路だった場合は、「そこ曲がって」と急な指示で事故を誘発しないよういつも以上に神経を使う運転をすることになります。
目的地に着いてからお金がない
乗車したときに、手持ちがないことを事前に伝えてもらえればいいのですが、困るのは目的地に着いてからお金がないときです。
ほとんどのケースは、自宅などに取りに行って払ってもらえるのですが、中には、そのまま戻らず乗り逃げされることも。
早々あることではないですが、そうならないためには、お客さんが車から離れるときに身分がわかるものを確認することをおすすめします。
ちなみに、無賃乗車と判断して警察に通報したとき、お客さんが「運賃を払う意思がある」となると無賃乗車で逮捕されることにはならないようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はタクシー運転手が困ったあるあるを経験を交えて解説しました。
ちょっとしたことに気を取られて料金メーターを入れ忘れたり、困ったお客さんを乗せてしまったりとタクシー運転手の仕事をしていると1度や2度は経験すると思います。
「タクシー運転手の仕事ってこんなこともあるんだな」と参考程度にしてタクシー運転手へ転職を検討してみてくさい。