タクシー運転手に転職を考えたとき、知らない土地で一から道を覚えるより知っている土地で仕事をしたいと思いますよね。
私もタクシー運転手に転職をする条件の1つが知っている土地で仕事をする事でした。
ただ、都市部と違って地方都市(東京、大阪、名古屋以外)ですと、どの地域で仕事をするかによって収入が大きく変わってきます。
そこで、このページでは都市部と地方都市の収入と働きかたの違いについて解説していきます。
タクシーの平均年収は348万円
厚生労働省による平成30年賃金構造基本統計調査によると、タクシー運転手の平均年収は348万円です。
全国の中でも最も年収が高い東京は470万円。逆に年収が低いのは秋田県で212万円です。
どうしても人口などの理由から地域によって格差がでてしまいます。
また、タクシー運転手の給料は歩合の要素が高く、年金をもらいながらのんびり乗務している人やバリバリ稼いでる人も含まれているため、あくまでも平均という事です。
下記のグラフはタクシー運転手の年収を47都道府県別に表したものです。

都市部と地方の働き方の違い
タクシー運転手の働き方はおもに下記の3通りです。
- タクシーを走らせて手を挙げたお客様を乗せる「流し営業」
- 駅や病院などのタクシー乗り場からお客様を乗せる「付け待ち」
- 電話やスマホのアプリなどから予約をしたお客様を迎えに行く「無線配車」
都市部での働き方は「流し」がメイン

都市部は、人口の多さや企業も多く、早朝から深夜までタクシーを利用するお客様が地方と比べて圧倒的に多いです。
そのため、 「この時間は○○に行けはお客様がいる」「○○でイベントがある」などで、 タクシーを効率的に走らせてお客様を乗せることができます。
地方での働き方は「付け待ち」と「無線配車」

基本的に地方では駅のタクシー乗り場で待機をしながら途中で無線配車をされればそちらへ向かうといった働き方になります。
また、都市部と違って営業の範囲が狭く地域密着型であることが特徴です。
地方で稼ぐためのポイント
同じ働き方でも地方で稼ぐには、どの地域でどの会社を選ぶかが重要になります。
例えば、駅のタクシー乗り場に同じタクシー会社の車両のみが入構できる場合があります。
これを構内権というのですが、他社のタクシーが入構できないのでお客様を独占できます。
タクシー運転手をしている友人は、構内権があるタクシー会社で、なおかつ交通の便が悪い駅のため、近距離が多いのですが回数をこなしながら無線配車を受けて月に安定して70万円の売上げがあります。
このようなケースも実際にあるんです。
その他、営業する地域に
- 大きな病院や企業がある
- イベント会場がある
- 繁華街がある
のであれば、無線配車でも稼ぎやすいと言えます。
まとめ
地方でも働く地域や会社によって都市部ほどではなくとも稼ぐことは可能です。
ただ、あなたが仕事をしたい土地で稼ぐことができるかどうかを知る必要があります。
それには、しっかりと情報を集めて判断することが重要です。
これらを踏まえた上でタクシー運転手への転職を検討してみてくさい。