一般的に転職するときは、ほとんどの企業が保証人を必要とします。タクシードライバーに転職する場合も例外ではなく1~2名の保証人を立てることを求められます。
特に、大手や規則が厳しいタクシー会社は保証人を2名の立てられなければ採用は難しいのが現状です。
しかし、タクシードライバーに転職を考えているけど保証人になってくれる人がいなく困っている方もいます。
そこでこのページでは、保証人が必要な理由と保証人がいない場合の対応について解説していきます。
保証人が必要な理由は?
まずは、なぜ保証人が必要なのでしょうか?
タクシー会社が保証人を必要とするおもな理由は次のような場合です。
- 乗務中に事故や病気になった場合の連絡先を把握するため
- 会社に損害を与えてしまった場合に本人以外に保証する人が必要なため
それぞれについて解説していきます。
乗務中に事故や病気になった場合の連絡先を把握するため
もしも乗務中に重大な交通事故や病気で、集中治療室に家族以外入室できない場合など、保証人を立てていなければ会社はどこに連絡すればいいのか困ってしまいます。そんなときに緊急連絡先としての役割を持ちます。
会社に損害を与えてしまった場合に本人以外に保証する人が必要なため
タクシードライバーの仕事はお金を取り扱うことから、あってはならないことですが、
「売上げを持ち逃げされた」
「無断欠勤で連絡が取れない」
など、会社に迷惑をかけたときは、本人に代わって損害を保証しなければなりません。管理人が勤務していた会社でも残念ながらこのような事案はありました。
また、タクシードライバーに必要な二種免許を会社負担で取得した場合、ほとんどの会社では入社してから2年以内に辞めてしまうと、取得に掛かった費用を返金しなければなりません。
タクシー会社してみれば、会社負担で二種免許を取得したのにも関わらず、すぐに辞めてしまっては、会社は成り立ちません。そのため最低2年間は「貸付」として扱われるのです。
つまり「掛かった費用を立て替えているので、2年以内に辞めたら費用を返金してもらいますよ」ということです。
逆に2年を経過すれば費用を返金する必要はなくなります。二種免許以外にも、入社してもらえる祝い金や給与保証なども期間内に辞めてしまうと、一部または全額返金しなければなりません。
このように、タクシードライバーの保証人は身元の保証だけでなくお金に関する保証もしなければならないことがわかります。
どんな人が保証人になれるの?
一般的に、保証人は両親、兄弟、親戚など親族になってもらいます。
その理由は、先に述べましたが事故や病気など、緊急時の連絡先には親族の方がふさわしいためです。
また、親族以外は保証人になれない訳ではありません。
定職があり一定の収入がある知人や友人でも大丈夫です。
ただ、基本的に両親が高齢の場合、保証人の資格がありませんので注意が必要です。
保証人がいないとタクシードライバーに転職は難しい?
タクシー会社は、素性のわからない人を採用する訳ですから、「この人物は真面目に仕事をする事を保証しますよ」という意味合いで保証人を立てます。
「親は高齢で年金生活だし、他に頼める友人もいないんだよな」
このようなケース、特に中高年の方には珍しいことではありません。
お金を払って保証人を代理してくれる会社を利用する方法もありますが、保証人を必要としているタクシー会社の中には、「あなたの人柄」で採用にいたるケースがあります。
ですから、タクシードライバーへの転職を諦めるにはまだ早いです。実際に管理人が勤務していた会社でも保証人を立てられずに困っていた50代半ばの方が採用されたケースがありました。
まとめ
タクシードライバーに転職するときの保証人について解説しました。
ほとんどのタクシー会社が保証人を必要としますが、保証人が立てらない場合でも採用にいたるケースがあります。
まずは諦めずに事情を転職サイト(転職エージェント)に相談することをおすすします。あなたにとって最適なアドバイスをもらえるはずです。(相談は完全無料です)