タクシードライバー1日の流れ 隔日勤務編

もくじ

タクシードライバーの勤務形態で、最も多く採用されているのが隔日(かくじつ)勤務です。
あまり聞き慣れないと思いますが、隔日勤務とは「1回の乗務で2日分勤務して、翌日休みとなる勤務形態」です。

つまり簡単にいうと、「1日おきの勤務」になります。1日の乗務は長いですが勤務日数は少なくなり、月に11~13回ほどです。隔日勤務以外の形態としては、日勤・夜勤などがあります。

このページでは、「隔日勤務の1日の流れ」を解説します。タクシー会社によって出勤時間は異なりますが、参考にしてみてください。

(6時~)出勤・点呼

タクシードライバーは、マイカーやバイクで通勤している場合がほとんどです。これは仕事終わりが、電車やバスが動いていない深夜の時間帯になることが多いいためです。

しかし都市部などの一部のタクシー会社では、駐車場の場所が足りず、マイカー通勤ができない会社もあります。この場合は、公共の交通機関などを利用して通勤します。

タクシードライバーをしている私の友人は、電車で通勤していましたが、会社帰りの時間が深夜のため、始発の電車が動く時間まで会社の仮眠室で朝まで寝てから帰宅していました。

ちなみにタクシードライバーに転職した時にマイカー通勤が良い場合は、「タクシー専門転職サイト」の無料相談でマイカー通勤OKかを確認することができます。

出勤したら制服に着替えて、身だしなみを整えます。タクシードライバーは単に車を運転するだけではなく、サービス業でもあります。お客様に気持ちよく乗車してもらうために、身だしなみを整えておくことは基本です。

着替えを終えたら点呼があります。点呼では「タクシーを管理する担当者」が、運行に関する連絡事項やドライバーの健康状態を確認します。

また、アルコール検査器で「体内にアルコールが残っていないか」を確認します。平成23年5月より飲酒運転を根絶する目的で、タクシー会社の点呼において「アルコール検査器によるチェック」が義務化されました。アルコールが残っているとその日の乗務はできないため、お酒が好きな方は注意が必要です。

(6時半~)タクシーの点検・清掃

タクシーはお客様の命を預かるため、必ず仕事前に「車両の点検」(運行前点検という)を行います。点検項目に従って「ヘッドライトやウインカーの球が切れていないか」「エンジンオイルの量は適量か」「タイヤの空気圧は適当か」などをチェックします。
また、お客様が快適に乗ることができるよう、車内の清掃は必須です。

(7時~)出庫

朝7時になると、車両の点検・清掃を終えて出庫します。
営業する地域や会社によって違いがあるものの、基本的にタクシードライバーは各自の営業方法で仕事をします。

たとえば、タクシーを走らせて手を挙げたお客様を乗せる「流し営業」や、駅やホテルのタクシー乗り場でお客様を待つ「付け待ち」などの営業方法があります。また、一部のタクシー会社では、ホテルなどに専用のタクシー乗り場を持っているところもあります。

そのほかにも、タクシー配車センターに予約をしたお客様を送迎する仕事「無線配車」などがあります。朝から昼までの時間帯は、サラリーマンや病院に行く人が、多くタクシーを利用します。

(12時~)お昼休憩

タクシードライバーは、隔日勤務の場合、勤務時間が長いです。そのため法律で「3時間の休憩」をとらなければいけないと決められています。

「休憩の時間帯」や「どのように休むか」は、ドライバーによってさまざまです。たとえば、「タクシーの車内でお弁当を食べて休憩するドライバー」や「会社に戻って休憩をするドライバー」などの例があります。

また、中には行きつけのお店でドライバー仲間と情報交換をしながら食事をする人もいます。私は昼食後の休憩はタクシーの車内で休むことが多かったです。

タクシーの仕事に慣れてくると、「安くておいしい店」をたくさん知ることができます。ちなみに、私の昼食は、安くておいしいそば屋さんが行きつけでした。600円の「日替わりそば定食」が定番で、よく食べていました。

(13時~)午後の営業

お昼過ぎはドライバーにとって比較的暇な時間帯です。そのため確実にお客様を乗せられる「駅や病院のタクシー乗り場」でお客様を待つ場合が多いです。

また、私の友人で都市部を回っているタクシードライバーは、暇な時間帯でも効率良く稼ぐために「近くのスタジアムでイベントがあるから、たくさん人がいそうだ」のように、常にお客様がいそうな場所を考えて営業しています。

(19時~)夕食・休憩

午後の営業をしている間、夕方からの通勤ラッシュなど、交通量が多くなる時間帯を避けて夕食と休憩をとります。ドライバーにとって、睡魔は大敵です。そのためこのタイミングで、深夜の仕事に備えて仮眠をとるドライバーもいます。

私は夜の休憩を、自宅でとっていました。食後に15~30分程度、家で仮眠をとりました。たとえ、短時間でも横になり目をつぶっておくだけで、深夜の勤務で感じる疲れが違ってきます。

1日で最も稼げるのは「22時からの翌朝5時(一部地域では23時から翌5時まで)」です。
この時間からは、タクシーが「深夜・早朝割増料金」の時間帯に入るためです。

深夜・早朝割増料金は2割増しですが、通常の料金に2割分を上乗せした料金ではなく、通常の走行距離を2割分短くした料金が深夜・早朝割増料金になります。

タクシー料金は、「距離制」と「時間制」のどちらかで料金が加算されます。

たとえば「初乗り料金(タクシー乗車時における、初めの運賃)として2kmまでは730円、それ以降は280m走行するごとに90円」のようにの運賃が加算されます。

また、渋滞などにより時速10km以下で走行した場合に「1分45秒ごとに90円」の運賃が加算されます。これに対して2割増料金では、通常「初乗り2kmまで730円」が「1.66kmまで730円」に、それ以降の「280mごとに90円」の料金が「233mごとに90円」となります。

要は「初乗り料金で乗車できる距離」と「次に加算される距離」それぞれが短くなるのです。
※タクシー料金の設定は地域のよって異なります。

都市部や繁華街における深夜の時間帯は、長距離を乗るお客様がいます。遠くまで乗車されるお客様はそれだけたくさんの料金を支払ってもらうため、タクシードライバーにとってとてもありがたい存在です。

そのため「深夜で1日の売り上げが決まる」といっても過言ではありません。特に「終電の時間帯」は、タクシードライバーにとって最も稼ぎどきです。

都市部では「終電に乗り遅れたお客様」が、郊外では「終電で寝過ごしてしまったお客様」がタクシーを利用することが多く、ドライバーにとって「狙い目」といえます。

(~2時)帰庫・洗車

ピークの時間帯を終えたら、帰庫(タクシー会社の車庫に帰ること)します。帰庫後は1日の汚れを落とすためにタクシーを洗車をします。会社によっては車庫に洗車機が備え付けられいたり、「タクシー専門の洗車業者」を利用したりします。

私の会社では、帰庫する時間帯に洗車のアルバイトスタッフが会社に来て、車を洗ってくれました。アルバイトに支払う金額は、「タクシー1台につき1000円」でした。

自分でタクシーを洗うこともできますが、冬場や疲れたときにはバイトのスタッフにお願いすることができ、とても助かりました。

洗車後は、会社の事務所に備え付けられている「納金機」に一日の売り上げを納めます。最後に「業務日報」を付けて、1日の仕事は終了です。

まとめ

一般的な隔日勤務におけるタクシードライバーの乗務を解説しました。
タクシーの仕事に慣れてくると、暇な時間帯や忙しい時間帯が分かってきます。それに合わせて、食事や・休憩をとります。
隔日勤務は勤務時間が長いのです。タクシードライバーはお客様の命を預かる仕事のため、睡魔は大敵です。また、食後すぐの運転は体に負担を掛けるため、しっかり休憩をとることが大切です。晴れて転職したら紹介した1日の勤務を参考にして、タクシードライバーとして頑張ってください。


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